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頭の中で中島みゆきの「地上の星」が流れっぱなし♪♪【VAIO X VPCX11AKJレビューその2・モノフェローズイベント/実際の開発編】 [VAIO]

このレビューは「みんぽす」の無償イベントに参加して書かれています。(詳細は末尾で)
みんぽす

昨日の晩といいますか今日の午前0時といいますか、
Windows7搭載VAIOがいっせいに発売開始になりましたね!!
昨日はナオの怪我のことが頭から離れずウチの中がお通夜状態で
早々にオフラインにして布団に潜り込んでしまったんですが、
なんだか2時過ぎまではページを開くこともままならず
朝の5時過ぎになってようやく買えた!!なんて人もいるんですって??
凄いなぁ・・・
それだけ殺到するってことは、如何にWindowsVistaがアレで
Windows7を待ち望んでいる人が多かったか・・・
ということなんでしょうね、やはり。
基本的にMacユーザーな自分なのでWindows Vistaは
自分のtypePでしか触りませんでしたが、
不要なサービスを削除して軽量化したVistaなら
そこまで酷くもなかったんだけどなぁ・・・
まぁスリープからなら3秒で復帰するMac OSXに比べれば
遙かに・・・でしたがσ(^◇^;)

さてそんな『VAIO祭り』の中で、
唯一蚊帳の外だったのが・・・VAIO X
コレばっかりは注文が更に殺到するだろうということで、
メール登録をした人のみ明日(19日)午前10時から
SonyStyleでの獲得STAR順に注文が開始されて、
一般発売は明後日(20日)からになるそうです。
ただしtypeP発売直後のように、ちょっと注文が送れると2ヶ月待ち
なんていう状態になるとも限らない訳で・・・
明日は注文開始メールが届くのを、PC/Macの前に貼り付いて
チェックし続けていた方がいいかもしれませんね!!
おそらくお昼頃や終業時刻のあとなんかは、昨晩の混雑を
上回るかというような大混雑になってしまうんでしょうから・・・

そんなVAIO Xですが、購入は検討しているものの
いまだ心の中で物欲の天使と財布の紐悪魔が戦っている
状態・・・なんていう方もきっと多いんだろうと思います。
そんな方の元でも『物欲の天使』がニッコリと微笑むよう、
今日はモノフェローズ向けイベントレポートの第2弾として
第1弾『開発の経緯編』に引き続き今回は
『実際の開発編』をお送りしたいと思います。

・・・で、前回も話したように、このVAIO Xでは
A4だのB5だのといった形式的な数字から開発されたのではなく、
DSC01278.jpg
実際に社内で使われていたこのノートが開発の出発点としてあったそうです。
で、このノートと同じサイズ感で創ろうという話になったのですが・・・





そんなモノ、誰も創ったことがない訳です。
例えば小型モバイルノートの雄・VAIO Tですら、
光学ドライブを積んでいるからとはいえ30.7〜23.5mmというサイズで
ウェイトは1.25kg程度あるんですからねぇ・・・
でもみんな、そんなの欲しいよね?そう思うでしょ??
DSC01281.jpg
だったら作っちゃえば良いじゃん(爆)・・・σ(^◇^;)
きっと誰かが怪しい行動をしていても、見て見ぬふりをする文化が
SONYサンにはあるんでしょうね・・・
まるでF1復帰に向けて当時の川本社長を口説き落とすために
勝手にF1マシンを作っちゃったホンダみたいです(^^;;;
まぁ今回は実際のPCを作っちゃった訳じゃなくて、
作っちゃったのは・・・
DSC01285.jpg
・・・モックだったようですがσ(^◇^;)

でもね・・・Atom搭載の超小型PCとしてPが・
11インチワイドのスーパーモバイルとしてTが・
そして13インチワイドのモバイルとしてZが、
それぞれラインナップとして存在する訳です、もう。
そこから外れた製品なんて、作れる訳がありませんよね?
でも、そこはさすがSONY。
モックを持ってシッカリとプレゼンさえすれば・・・
DSC01296.jpg
じゃあやってみろ、と(爆)
いいなぁ、こういう会社。こういう会社でモノ造りやってみたいです。

ただし、基盤に積むどうしてもそれ以上はシュリンク出来ない
パーツのサイズから13.9mmというサイズを導き出したものの、
13.9mmではVGA端子もLAN端子も入りません(爆)
なんとかなるだろう・・・という楽観論や
エンジニアとしてはあるまじき「気合いだ!」という根性論が
頭の中を完全に支配していたそうなんです。
で、半ばくじけて「ココをもうちょっと厚くしたい」
「13.9mmじゃなくて14.9mmじゃダメ?」などと
デザイナーや企画担当者サンにそうだんするものの・・・
DSC01299.jpg
「最初に出来るって言ったじゃない」と冷たくあしらわれる始末(爆)

ただね、ここからがSONYの技術力なんですよ。
イチバン厚みがある部品になるであろうバッテリーを
パームレストに置いてスペースを確保するなんてのは序の口。
通常なら両面実装にしてスペースを稼ぐ基盤を
DSC00390.jpg
DSC00391.jpg
片面実装にして高さを抑えたり・・・
(ちなみに左側はVAIO Tの基盤だそうです)
DSC00388.jpg
VGA端子根元の”袴”の部分が不要な巻き付け式の
VGA端子を端子メーカーと共同開発したり・・・
DSC00401.jpg
強い力が掛かったときは外れるために
必要以上の強度を持たす必要もなければ
破損にも繋がりにくい
DSC00389.jpg
折り畳み式のLANコネクタを作ったり・・・と、
ありとあらゆる工夫で薄さの限界に挑んでいきます。
DSC01301.jpg
CADで見るとこの通り。
限界いっぱいのサイズだということ、おわかりになるでしょう??
極めつけは・・・このファン。
DSC00392.jpg
あまりに薄くて内部での熱拡散が期待できないために
ファンを積むことははじめから検討していたそうなんですが、
左側にあるVAIO Tのファンの更に半分の高さのファンを
ファンメーカーと共同で開発して積んじゃってるんです!!
ファンというのは空気を通すという性格上物理的なサイズ制限があり
イチバン小型化しにくい部品だと思うんですよねー。
それを、1度ならず何回も断られながらもアイデアを出し合って
最終的には製品にしてしまうんですから・・・
そして仕舞いには「薄型化で破損なんてことがあってはならない」と
専用の治具まで制作してテストにあたり、堅牢ノートとしてその名の高い
VAIO Gと同等の堅牢性を達成しちゃったそうなんです・・・

おそらく先に話した外部端子などを、旧来の薄型VAIOの常套手段で
外付けアダプタ経由にしてしまえば、DELLのAdamoもビックリな
サイズなんてラクラク達成できちゃうんでしょうねぇ・・・
でも、「自分がそう言っちゃったから」では決してなく、
ユーザーの利便性のために道なき道を切り開いていく・・・と。
1台のモバイルノートを”創造”するために、ココまでの情熱が
傾けられていることを知ってしまうと、素直に白旗です(^^;;;

ちなみに最近のノートPCって、コストダウンのために
酷いトコロ(メーカー)だと仕様だけ設定するだけで
製造はおろか設計まで台湾のベンダーに丸投げ・・・
・・・なんて事もあるそうなんです。
それを、コスト的には厳しい自社設計・自社開発・自社製造に
何故SONYはこだわるのか・・・良く聞かれる質問なんだそうです。
VAIOそれぞれの製品タイプ別に目指した頂は別々なんでしょうが、
いずれもその頂が世界的に見ても最高の頂であると。
そういう突き抜けたトコロがないとVAIOではないですよね!!
DSC01300.jpg
で、そのVAIOらしさを実現するために、設計から製造に至るまで
全ての人間がマージンをギリギリまで削って最適化していくのだと。
僕の頭の中ではもうこの辺で、あの『プロジェクトX』の
主題歌だった中島みゆきサンの『地上の星』が
延々とエンドレスで流れっぱなしになっちゃいました(爆)

さてと、だいたいサイズ的には目処が付いてきました・・・が!
SONYという会社はデザインを疎かにする会社ではありません。
・・・ていうか、性能的だけだったらSONY製品じゃありません。
性能はモチロンのこと、持っているだけでもワクワクするような
美しいデザインが宿っていなければSONYじゃない(^^;;;
でも・・・この辺でデザインとしてはちょっとした
問題が発生していたそうなんです。いわく・・・
DSC01334.jpg
薄さが伝わらない・・・と(爆)
13.9mmはどう計ってもあたりまえですが13.9mmで、
PCとして考えれば既にアリエナイほどの薄さです・・・が!
デザインの担当者サンもやはりSONYのデザイン担当らしく
相当の変態(爆)でして、会議室にあったアサヒカメラを
持ってきて・・・
DSC00404.jpg
「いったいこの本が薄いですか?」と(爆)
そこで、十二分に薄いノートを更に薄く見せるように
再デザインがされていく訳です、信じられないことに(^^;;;

一番最初に出来たのは・・・
DSC00398.jpg
まるで林檎印のノートのようなこのモック。
僕は嫌いじゃない(爆)ですが、まるで無印良品かと思うような
プレーンなデザインはSONYらしくないという事なんでしょう。
次に出来たのは・・・コレ。
DSC00396.jpg
サイドを斜めにスパッと切り落としてみたそうなんです。
指が掛かって液晶も開きやすくなるなど良いデザインですし、
VAIOにはこういうデザインのノートが他にもありますから
デザイン的な統一感も生まれるかもしれません。
でも、斜めに切断した面が平面で光を反射するので
このウルトラスリムノートにはまだ足りないだろうと。
・・・この変態ッ!!σ(^◇^;)
(この章の『変態』は褒め言葉ですので念のため)
で、最終的に・・・
DSC00395.jpg
液晶面のサイドをアーチ形状に成形したこのデザインで
最終的に製品統括にプレゼンしたそうです。

そこまで念入りに創り上げたデザインです・・・が!
プレゼンではあっけなく拒否されてしまったそうで(^^;;;
いわく「コレで本当に13.9mmなの?」・・・と。
言われた数字以上に薄さが伝わってこないという事なんでしょう。
そこでデザイナーさん、「一応こんな案もあるんですが・・・」と
もう1つ検討されていたモックを差し出したそうなんです。
DSC01347.jpg
この上画像のモノがそうなのですが、
液晶面だけでなくKB面も対照的なアーチ型のデザインに
なってることに気付かれましたでしょうか?
この形状、実はプロジェクトチームでも検討はされたものの
さらに実装面積が削られることから再設計が必要で
予定された納期に間に合わないことが確定的。
なのでボツになったはずのネタだったそうなんです(爆)
DSC01350.jpg
すると・・・コレ良いね!コレで行こう、と。
「でもすぐには作れません」と説明しても・・・
DSC01352.jpg
せっかく作る究極のVAIOなんだもん、予定された納期に
間に合わなくても妥協するのはイヤじゃない!?!?と・・・
開発が変態ならデザインも変態、統括も変態なんですよ(爆)
そうやって変態的に拘ったノートだからこそ
究極が生まれるんだと・・・

なんだか会社説明会(そんなの最近やってるのか?)で
このプロジェクトの再現ドラマでもビデオで流したら
理工系の学生は大挙して押し寄せちゃうような、
そんな壮大なドラマがあったんですねぇ、
このVAIO Xには・・・





・・・ね?欲しくなったでしょう??(爆)





僕も正直、typePの手頃さにやられまくっていたので
Windows7搭載のPを買おうと思っていたんです、実は。
でもこのイベントに出てみて考え変わっちゃいましたね!!
モチロンPの手軽さも捨てがたいんですが、
ビュワー的な使い方が主になるPの役目を
ちょっと厳しいながらもiPhoneに肩代わりさせてしまえば、
どー考えたって自分にとって主なモバイル用として適してるのは
DSC01290.jpg
やっぱりVAIO Xの方ですからね!!!!
前回も書きましたが、モバイルで動画の再エンコードや
AVCHDムービーの編集をやる訳じゃありません。
このVAIO Xのキャッチコピーで・・・
ssx.jpg
『余分はいらない。十分がほしい。』
・・・なんて書かれてますが、まさにそんな感じ。
モバイルとしての”余分”を薄さとスタミナに振り分けた
まさに究極のモバイルノートでした。

明日の発売と、23日(?)の到着が、
本当に楽しみになってきましたよーっ(^O^)♪♪





最後に・・・
ご招待いただいたみんぽす関係者さまを始め
お世話いただいたSONY社員の皆様に
この場を借りてお礼申し上げます。
本当にありがとうございましたm(__)m





このレビューはWillVii株式会社が運営する レビューサイト「みんぽす」から招待されたイベントに参加して書かれています。 本イベントへの参加及びレビュー掲載は無報酬です。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)。本イベントに参加された他の方のレビューはこちらのみんぽすTBセンターでご覧になれます。(WillVii株式会社みんぽす運営事務局)
みんぽす

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コメント 16

penguin

この話を聞いたら (読んだら)、買わずにはいられなくなっちゃいます。VAIO X。 すごいわ。すごすぎ。
by penguin (2009-10-18 18:49) 

Akihito(・。・)


いい意味で極端なものづくりをしてくれますねぇ。
極端であること、細部まで抜かりの無いこと。
日本のものづくりはこうあるべきだ!!!という気概がひしひし伝わります



………ここまで気合の入った商品なら、505を襲名するべきだと思うのは
僕だけでしょうか。

by Akihito(・。・) (2009-10-18 20:03) 

38410415

これは、凄いかも ^^
by 38410415 (2009-10-18 21:12) 

蔵三

さすが『究極の変態』(もちろん褒め言葉です)大隊長ならではの
このタイミングでのレポート…我々の自制心を攻撃してきますね!

ハード的には『究極のモバイルノート』なVAIO Xですが、
ここまできたら『最大のボトルネックはOS』じゃないかと…
(Windows7でvistaよりマシになってはいるんでしょうけど…)
「これが糞Windows機じゃなくてMac OS搭載機なら…」と
思うヒトは、決して少なくないと思います。

これだけのリアル『プロジェクトX』を見せつけられたら
「そうなったらネ申だとは思うけど…ムリだよね…」とか
「こんな事言っても所詮実現するわけ無いよ…」なんて
我々VAIOユーザーは遠慮してちゃダメ!って
そう言われてる気がしませんか?

「実現不可能だ!」って言われても敢えて言いたい!
『最後の欠けた1ピース』を埋めた『究極のVAIO』が欲しい!!
by 蔵三 (2009-10-18 22:39) 

わか

メール届いたのに、サーバーが・・・
by わか (2009-10-19 10:05) 

oyazzy

いいっす。日本のモノ作りはこうでないと!

by oyazzy (2009-10-19 21:22) 

響希

さすがです!VAIOXの魅力が更に伝わって来ました。いやぁ、物欲刺激されるなぁー。
by 響希 (2009-10-20 09:37) 

かつぽん

>penguinさん
もうね、執念ですよ、執念。
魔法使ってでも詰め込め!!とか怒号が飛んだこともあったそうな(爆)
ドンだけ体育会系だよとσ(^◇^;)
by かつぽん (2009-10-20 17:01) 

かつぽん

>Akihito(・。・) さん
やっぱりシリンダーデザインじゃないんで
505は名乗れないのかもですねー!!
シリンダーデザインのTがあのサイズに出来たら、
その時はまた505が505台限定で・・・なんて期待はしますが(^^;;;
by かつぽん (2009-10-20 17:03) 

かつぽん

>38410415サン
パワーの必要なアプリを動かす人じゃなければ
皆さんドンピシャだと思います。
で、軽い、薄い、バッテリー持つ、更に安いんですから・・・
by かつぽん (2009-10-20 17:04) 

かつぽん

>軍曹





それ言っちゃうとお終いだから(爆)





でもホント、MacはFoxxconじゃなくて
SONYに委託すべきです、モバイルノートの製造は。
昔のように・・・
by かつぽん (2009-10-20 17:06) 

かつぽん

>わかサン
まさか30分もF5攻撃を繰り返すハメになるとは思いませんでした(爆)
by かつぽん (2009-10-20 17:06) 

かつぽん

>oyazzyさん
で、その努力を認める空気が欲しいですよね!!
僕らだけじゃなく、パンピーな人たちにも。
by かつぽん (2009-10-20 17:07) 

かつぽん

>響希さん
コレはねぇ、刺激されない人がおかしいと思います(^^;;;
by かつぽん (2009-10-20 17:09) 

masugi

すごい、思わず欲しくなっちゃいました☆
今、使ってるの、Vista…(;_;)。
by masugi (2009-10-20 19:54) 

かつぽん

>masugiさん
ドライブがなくても良いんなら迷わずコレですかねー??
ドライブ必要なら安くなったTもオススメッす!!
by かつぽん (2009-10-21 16:12) 

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